ごあいさつ

研究科長ごあいさつ

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2026年4月1日付で大学院歯学研究科長に就任いたしました半田慶介です。本大学院は、基礎研究・臨床研究・社会歯学的研究を有機的に融合し、社会からの要請に応えうる高度な研究者・歯科医師の育成を目指しています。歯科医療を取り巻く環境は、超高齢社会への対応、全身疾患との関連を踏まえた歯科医療、災害歯科医療、感染管理、再生医療への対応など、大きく変化しています。こうした課題に対し、単一の専門領域のみで解決する時代は終わりつつあり、専門性を持ちながらも俯瞰的な視点で課題を捉え、新たな価値を創出できる人材が求められています。

大学院とは、既に明らかにされている知識を学ぶ「勉強」の場ではなく、まだ誰も答えを持たない問いに挑み、新しい知見を生み出していく「研究」の場です。その過程では、思うように進まない実験や、答えの見えない議論に向き合うことも少なくありません。しかし、その試行錯誤の積み重ねこそが、研究者としての力を育み、未来の歯科医療を切り拓く原動力になると考えています。

本大学院では、学位論文という結果のみを重視するのではなく、研究に至る過程を大切にした教育を行っています。コースワーク、リサーチワーク、クリニカルワークを体系的に配置し、高度な専門知識だけでなく、研究倫理、研究データ管理、課題解決能力、研究成果を発信する力などを総合的に養う教育体制を整えています。また、研究評価者による客観的な助言や、中間発表を通じた組織的な研究支援を行い、大学院全体で大学院生の成長を支える仕組みを構築しています。

学位は、専門的知識や研究成果を公的に認められた証であると同時に、社会的信用を伴うものです。だからこそ、高い倫理観と誠実な姿勢を持ち、自らの研究に責任を持つことが求められます。本大学院は、そのような姿勢を備えた研究者・歯科医師を育成し、歯科医学の発展と社会福祉の向上に貢献してまいります。

本大学院の理念に共鳴し、確固たる目的意識と探究心を持ち、未来の歯科医療をともに切り拓こうとする方々の入学を心より歓迎いたします。

神奈川歯科大学大学院 歯学研究科長
半田 慶介