大学院概要
神奈川歯科大学大学院歯学研究科は1975年に開設され、以来30年以上も歯科医学をリードする最先端の研究を目指して人材を輩出してきました。基礎および臨床、社会歯科学を統合し、独創的な発想、論理的思考、旺盛な研究心を備えた歯科医学の研究および教育における指導者の育成が歯学研究科の目標です。社会構造の変化に伴い、研究課題もより高度な世界水準のテーマが要求されます。次世代の歯科医学を担う若い意欲的な人材により、柔軟な発想と積極的な行動力で将来の歯科医学の発展に貢献する、高度な研究を推進していきます。
4年以上在学して、所定の単位を修得し、試験・試問および論文最終審査に合格すると博士(歯学)の学位が授与されますが、優れた研究業績をあげたと認められた人は、3年以上の在籍期間で学位の授与が認められる場合があります。
趣旨
本大学院は歯学部および医療系専門教育機関における教育の上に、高度な専門知識・技術を身につけ、さらに専攻分野について、自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養い、もって文化の向上と社会福祉の増進に貢献しうる人材を育成することを目的とする。
社会人入試について
本大学院は、現在歯学に携わっている各方面の社会人の再教育に対する地域社会のニーズに応え、歯学の進歩と社会福祉の向上に資するため、一般入学者の選抜方法のほかに社会人の特別選抜を実施し、入学者の多様化を図ることとしている(大学院設置基準(昭和49 年文部省令第28 号)第14条に定める教育方法の特例)。
長期履修制度(社会人大学院)
この制度は、職業を有しているなどの事情により標準修業年限(4年)での履修が困難となる方を対象に、標準修業年限を超えて長期にわたり計画的に教育課程を履修することを認める制度です。(希望する者は、入学手続き期間終了までに必要書類を添えて、当該研究科長に申請するものとする。)
修業年限
博士課程 4年
学位授与
本大学院に4年以上在学して所定の単位を修得し、試験・試問及び論文最終審査に合格した者に博士(歯学)の学位を授与する。ただし、本科生で在学期間に関して優れた研究業績をあげたと認められた者については、3年以上在学すればたりるものとする。
専攻
・歯学専攻
大学院教育
組織的な大学院教育とは
本科大学院生の年次におけるモデルスケジュール
社会人大学院生の年次におけるモデルスケジュール
1~4年における指導体制
大学院設置基準(昭和49年文部省令第28号)第14条に定める教育方法の特例について
本学歯科研究科では、平成12年より大学院設置基準第14条「大学院の課程においては、教育上特別の必要があると認められる場合には、夜間その他特定の時間又は時期において授業又は研究指導を行う等の適当な方法により教育を行うことができる。」という規定を導入して教育方法の特例を実施している。この特例により、社会人学生は、それぞれのテーマに応じ、指導教員と協議の上、通常の時間帯における授業のほか、夜間その他特定の時間又は時期における授業による単位取得の便宜を受けるとともに研究を継続させ、博士論文を作成することになる。